「普通は貴重」

熊本地震に被災された多くの皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
熊本の高齢者施設の方、どうしていらっしゃるだろうと按じていますが、施設では義援金に協力することしか出来ませんが、有志で義援金を募り送金させて頂きました。
現在(いま)の日本には、北海道から沖縄まで、どこにいても震災が発生する可能性が考えられるものであり、私たちの所でも今の非常災害用品の蓄え(準備)でいいのだろうか?と危機感を感じないではいられません。

今年も施設に燕がやってきて、巣を作り始めました。

中庭の竹林には、鳩が巣を作り、筍が採れ、玄関先の藤棚が見事に咲きました。

そして、施設は人事考課の真っ最中です。

こうして、恒例の事が当たり前にできることに感謝し、季節を感じ、美しいと思える普通のことが、改めて、貴重なことに思えるのです・・・
被災したみなさまが、1日も早く普通の暮らしに戻れることをお祈りしています。
                                          橋本
藤棚2
筍

働きたい!

4月のある日、入居者と共に社会福祉協議会のボランティアセンターへ登録申請に行きました。
施設で暮らす入居者が施設内でボランティア活動するといった感覚がなかった私に、入居者の何気ない一言を聞いて『なるほど』と思った出来事があります。

なごみの郷では 入居者自身が誰かに必要とされ役割を持てるように支援を行なっています。
そんな中『こんなに仕事をしているのに、何の成果や報酬がないなぁ…やる気もなくなるよね』と入居者の気持ちは別のところにあった事にハッとしました。どのようにしたら形あるものになるかを模索…。
沢山の方々からのアドバイスをもらい、越谷市のボランティア登録に出向いてみることになりました。
登録をすると、指定のスタンプノートに1回の活動で1つスタンプを押す仕組み。そしてノートのスタンプ欄が全て埋まると、成果として年度の最後に報酬を頂けるもの。
登録後当初は、スタンプをもらいに行く事に慣れなかった入居者が次第に自ら活動ノートを持ち、「今日は1個」「朝から晩まで忙しいよ」と嬉しそうな表情です。年度が変わり、2度目の登録申請に行く事ができました。
私たちは日ごろ、高齢者の活動を「手伝い」「ボランティア」といった視点で捉えていましたが、例え高齢になって、身体に障害があったとしても、「働く」ことでの自分の存在価値を望む事は、本来の姿として当然なのかも知れませんね。
高齢者が生きる施設ではなく、高齢者が活きる暮らしを応援していける施設を益々追求していきます。

<介護保険つぶやきメモ>
要支援・要介護状態予防や健康増進、社会参加活動を目的としている越谷市独自の事業に、施設入居者が参画できる事が要介護の重度化予防の1つとなっているのは確かです。
昨年度4月介護保険法改正で、施設入居者は原則要介護3以上となりましたが、入居してから元気になって要介護度が軽くなった利用者・施設の取り組み等を市区町村ごとに、どう捉えていくのか気になるところです。
平成37年を目処に、国は地域包括ケアシステムの構築を目指しています。
介護予防や地域で取り組むこの法改正に施設として出来る事、その1つとしてベッドシェアリングがあります。このベッドシェアリング体制がスタートして10年余りが経過しておりますが、まだまだ活用しきれていない現状に、なごみの郷は今年度取り組んでいこうとしています。

施設ケアマネ 井上

安心して子供を産める施設へ

『子供を持つ女性が社会復帰を諦めない!』
女性にとって妊娠や出産は大きな喜びであり、未来の希望でもあります。
でも、実生活の面では、「今の仕事を手放して、育児が落ち着いた後に再就職できるのか不安…」という悩みを抱えてしまうケースは少なくありません。
出産後も、社会との関わりを持っていたい女性や、それこそ子供や生活のために働かなければならない女性だっているはずです。
しかし、現代の社会環境では、小さな子供がいる女性の再就職は簡単なものではありません。
なごみの郷では、育児休暇中の職員が1年半ぶりに復帰を予定しています。また、現在21歳の介護職員は産休中で、3月にめでたく無事出産しました。そして、そして、管理栄養士と係長が5月から相次いで産休に入ります。お腹も大きくなるに連れ、職場のみんなも出産を待ち遠しくもあり、「留守を守るぞ!」と成長が期待できる職員もいます。
復帰後も無理なく働ける環境を作れるよう、会社側は、準備していきます。
でも、保育所の事や、色々課題はありますね。
生まれて直ぐの子どもを連れて出社出来たらいいなあと思うのです。
介護施設だから、可能なことだと思うのです。
お金もかからない、高齢者がまだ動かない赤ちゃんなら見ていてくれます。
新米ママも安心して目の届くところで仕事ができる・・・
そんな会社風土にして行きたいと思います。
また、復帰後の様子など報告しま~す。
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                               橋本

人事異動

みなさ~ん、 こんにちは! ご無沙汰しております。
B館係長木下です。
越谷なごみの郷では、4月に職員の大幅な人事異動が施されました。
同じ状況にある施設さんも、多くあると思います。

4月1日は、各館とも緊張が漂っていました。
移動になった職員の必死な表情。見ていて思わず「力抜いて!」と言ってあげたい位でした。
移動になって1週間がたち、少しずつ職員の緊張も解れてきていますが、まだまだ本人達には、よい緊張感に浸っております。

人事異動になった職員のみなさん!(越谷なごみの郷の限らず)
色々な思いがあったと思いますが、新たな職場で新たな気持ちで頑張ってほしいと思っています。初心を思いだし社会人として当然あるべき人事異動を経験し、また1歩成長していくことを喜びとして下さい。
支えていく職員はたくさんいます。みんなでエールをおくります。
今そこで働いている自分こそが、誇れる姿であることを信じて下さい。
頑張れ!みんな!!!

大きな桜の木の下で

なごみの郷のブログにお越しいただき有難うございます(^_-)-☆
寒かった冬も終わりを告げ、暖かく活動的な季節になって来ました。
今まさに花粉症に悩まされているショートステイ相談員の村上です。

気象庁は3月21日東京で桜が開花したと発表しました。平年より5日程早い開花で都心では桜が満開になるのは3月末から4月初めとの予想でした。
開花が発表になってから季節は冬に逆戻り…(-_-;)
暖かくなったり寒さが戻ったりで、体調を崩される方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、越谷なごみの郷のB館入居者さんとショートステイ利用の方々と一緒に今年もお花見企画として「桜の木の下でお弁当を食べながら楽しもう!」を3月28日に予定していました。
生憎の天候と桜の開花状況で延期となってしまい入居者さんやショートステイ利用者の方々からも残念がられる声が沢山あがりました。
それもそのはずです!!
お花見会の参加を「どんなお弁当?」「ビールは飲めるの?」と楽しみにしていた為、風邪を引かないように、体調を崩さないようにと日々参加出来るように心掛けていたからです。
何か目標をもってその為に心掛けて取り組む姿勢は素敵ですよね(^_-)-☆

全体的に桜は8分咲きほどですが…
楽しみが先延ばしになった当日はこんな素敵な笑顔満載☆☆☆
H28年3月30日写真①

H28年3月30日写真②

毎年毎年素敵な笑顔に出会える♡~桜の花って最高ですよね!!
来月はいちご狩りを企画しています❤

「ソフト食のおはぎ」

「ソフト食のおはぎ」

こんにちは。
管理栄養士の太田です(^O^)

今年度より定期的に法人の栄養士が集まり、自分の施設で行っている取り組みや、こんなことはどうしているかなど意見交換の場を設け、日々の業務に役立てています。

なかなか他の施設のことを知る機会がないのでとてもいい機会となっています。

今月の16日はお年寄りでも安全に食べる事ができる『ソフト食のおはぎ』を試作し、試食しました。
おはぎと言えば、餅米にべったりとしたあんこ…(^_^;)
私たちでは何ともない食べ物でも、食べる機能が低下した高齢者にとっては危険な食べ物です。

どのようにしたら、飲み込みの機能が下がっている方でも食べることができるか各自レシピも持ち合い試作しました。

一番よかった作り方は…
① お粥にゼリー食用の増粘剤を加えます。(今回はホット&ソフトを使用しました。)
② ミキサーで攪拌する。
③ バットに流し、粗熱をとります。
④ あんは少しゆるめに練り、ホット&ソフトを入れ加熱し、粗熱をとります。
⑤ ラップの上にあんを広げ、あんの上に切り分けたお粥ゼリーをのせる。
⑥ ラップを使ってお粥ゼリーを包みます。
⑦ 楕円形に形を整え、ラップを外し、皿に盛り付けて完成!!!
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完成図
完成図はこちらです。

口の中でべたつくことなく、喉通りもなめらかでした。
ひと手間かかりますが、見た目も味もおはぎそのもの!!とてもおいしくできました☆
ソフト食、ペースト食を食べている方でも、目で楽しめる食事を提供できるように取り組んでいきます。

共同作業

こんにちは(*^_^*)

施設サービス課A館(従来型)係長の滝澤です☆
3月も中旬に入り、花粉症に悩まされる方も多くいらっしゃると思いますが、幸い私は花粉症にも悩まされず、日々頑張っています。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか??

話は変わりますが…3月上旬の出来事。
なごみの郷の地区でもある麦塚・根郷地区自治会からご連絡を頂き、近所のゴミ拾いに参加することになりました!!
もちろん地域住民であるなごみの郷の入居者さんも一緒に7名での参加です(*^_^*)
残念ながら私は参加することが出来なかったのですが・・・

当日9:00~開始でしたが、多くの麦塚・根郷地区にお住まいの方たちが参加されていました。

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「すごいゴミだね~」
入居者さんからの声も聞こえてきました。
約1時間、ゴミ拾いを行いましたが思っていた以上にゴミがあり驚きました。
これからも地域住民として、さまざまな活動に参加したいなと思っています!!  

年度末

こんにちは、施設長の八幡です。
3月も卒業式シーズンの月半ばを迎えるにも関わらず、冬に逆戻りのような気候が続いていますが、ブログを閲覧頂いている皆様は、お変わりなくお元気でしょうか?

学校や企業では年度末といわれる世話しない3月ではありますが、年末に同じく、「出来たことや挑んだこと」、「出来なかったことや、忘れてしまっていたこと」など、1年間を振り返り、自身の成長と、次年度の目標を明確に迎えることをお勧めします。

さて、なごみの郷でもこの4月に新たな新卒職員が入社して参ります。言いかえれば、去年入社した新卒職員が丸1年を終えようとしているということです。
なごみの郷では、新卒職員へは、大きくは3年計画の育みをもって関わって参ります。

まず1年目は、「いま自分自身に出来る事を考え、全力(一生懸命)で取り組む」
入社したての新卒職員に求めるのは、介護技術・知識の向上や、仕事を早く覚えるといったことではなく、上記に掲げたことを求めています。
例えば、「元気よく挨拶をする」「聴こえる声で返事をする」「落ちているゴミを拾う」「施設をきれいにする」これらは、常識的なことではありますが、そんな常識的なことを全力で取り組むのです。※もちろん仕事も一生懸命覚えますけれどね…。
現場では、技術や知識が追いつかず、確実に先輩方のフォローがあって成り立つものと考えますが、「全力」で取り組む姿があるからこそ、周りも支えてあげたい!と思えるものだからです。

そして2年目は、「自ら学び、正確(慎重)な仕事をする」です。
2年目に入ると、必然的に後輩(新卒)が入って参りますので、先輩方が関わる時間のウエイトは、1年目より圧倒的に減る事となります。
ですから、解らない事や、叶えたいことは、自ら調べ、自分の考えを持つことを大切にしています。
もちろん、調べ、考えた事は、責任をもって1人で行う事ではなく、調べたり、考えた事が適切であるかを先輩方に確認し、仲間と一緒に成し得ていく力をつけていきます。
そして、1年目に覚えた仕事に磨きをかけていく時間です。おむつ交換や、食事介助といったことは、「出来るようになった」と考えず、本当に適切な方法かを学び、「馴れ」や「慣れ」が生じた事故を起こす事が無いよう、正確に慎重に携われるようにしていきます。

最後に3年目ですが、「精度を高めていく」ことです。
これは、自分自身の業務に限らず、現場やサービス、施設や社会に対して視野を拡げてもち、目の前の「介護」や「地域」に対して、「自分たちの暮らしとの違い」や、「もっと、こう在ると暮らしが今より豊かになるのでは」といったことへ、培ってきた「技術」や「知識」、そして「仲間」と共に挑み、やり遂げられる力に注力して参ります。

こうして1年、1年の課題と振り返ると、「たった3年で・・・?」と感じるものですが、「たった3年で?」と感じることも大切なことであり、「取りあえず3年は頑張ります」といった時間から、限られた時間内に目標に向かうことに意味ある3年間へしていけることも願うところです。

今年度入職の新卒職員とは、1年を終えるこの3月中に、成果(成長)を讃えあい、残された課題と共に、2年目の目標に歩み出していこう!
ブログを読んでくれている、平成28年度新卒入職職員の皆さん、就職するにあたり、不安も沢山あるかも知れませんが、上記にある通り、当たり前のことが、当たり前に、一生懸命出来る「普通」なことを、一緒に頑張って行きましょうね!

ちらし寿司

『ちらし寿司・・・』

こんにちは☆管理栄養士の山田です!!

2月も終わり、3月がスタートしましたね(^O^)
本当にあっという間…
今年の2月は4年に1回の閏年☆次の閏年は東京オリンピックが開催される2020年、待ち遠しいですね(*^_^*)私は、開会式を観に行きたいなと思っています!!

ところで、3月3日はひな祭り。
ひな祭りと言えば、“ちらし寿司”ですよね❤

越谷なごみの郷でも、ちらし寿司をお昼にたべました!!
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みなさんは“ちらし寿司”と聞いてどのようなものをイメージしますか??
“ちらし寿司”とは、器に入れた寿司飯(酢飯)の上に具を散らせて作る寿司の一種だそうです。

なぜこのようなお話をするかというと、なごみの郷では年に2回嗜好調査(利用者さんが日々の食事に満足できているのか、好きなもの・嫌いな物は何かなどを調査すること)を実施しています。
そこで、6月に実施した嗜好調査結果より、利用者さんの希望が多かった為、なごみの郷では8月~ちらし寿司が月に2回献立に入っています。8月以前は、月に1回献立にあるかないか程度でした・・・。

しかし・・・
最近ちらし寿司を目にする機会が増えた為か、これってちらし寿司?????
と言う、疑問の声が聞こえてきました。
そこで、給食会議(これも月に1回開催される、食に関する会議です。)にて、“ちらし寿司”ってそもそもどー言うものなの?と言う話が出ました。

『寿司と付くから、魚介類のネタが普通のるんじゃないの??』
『何らかの具が、ご飯の上に散らされていればちらし寿司じゃないの??』

など、さまざまな意見が飛び交いました。
結果、毎回同じ“ちらし寿司”ではなく、月2回の提供だから種類を変えて提供しようということになりました。例えば、梅ちらしやあなごちらしなどのように、「○○ちらし寿司」とイメージしやすくすることで、期待を裏切らないように・・・。

今回は、写真の通り「ちらし寿司」という名の通り、お刺身が豪快?にのったもので、「これぞ“ちらし寿司”だね」と入居者も喜ばれ、美味しく頂けました。

次回は、どんなちらし寿司か楽しみです(*^_^*)

日本財団から車両の贈呈式

先日、「公益財団法人 日本財団」様より、当法人 社会福祉法人エンゼル福祉会 越谷なごみの郷ヘルパーステーション(訪問介護)へ車両のご提供がありました。
(日本財団の皆様、この度は選考いただき、有難う御座いました。)

それに伴い、本日(3/1)地域の代表者、施設との関係各社、施設利用の高齢者をお招きし、贈呈式を行いました。
※贈呈式の実施には東武よみうり新聞社にもご案内し、お越し頂けました。(新聞掲載されると思います)

今日は、三寒四温の三寒の時季か、凍えるような風の冷たさもあり、Hondaの方から当法人理事長へkeyの授与を外で行い、贈呈式については施設内で行いました。
写真①(車の前で集合写真)
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写真では5~6名ですが、式典には15名ほどの出席がありました。

簡単な記念式典ではありましたが、贈呈を受ける訪問介護ヘルパーステーションのご利用者様が、本日当施設のデイサービスをご利用されていたこともあり、代表して式典に参加して下さいました。
後藤さんの写真①(練習風景)
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利用者代表で祝辞も述べて頂くことになり、始まる前に何度も文面を読み返されていました。

後藤さんの写真②(祝辞の風景)
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練習の甲斐あって、緊張されたようでしたが素晴らしい祝辞を聞かせていただきました。
私たち社会福祉法人はこのような制度の一環により車両の提供を頂きましたが、この還元は地域にお返ししていくことであり、より強い使命感をもって参ることに職員一同新たな決意をもつ機会にもなったように思います。

今後も地域の方がこの住み慣れた土地で、家で、そのヒトらしい暮らしを続けられるよう、奮起して参ります。
可愛い財団のマークの入った車両ですので、街で見かけた時は、手など振って応援して頂けると幸いです!