拝啓

新たな1年が始まりましたね。皆々様、本年も宜しくお願い申し上げます。
今日は、様々な理由により退居された後の利用者ご家族に、この場を拝借してメッセージを送りますね。
退居後にご家族が当施設のホームページを見る機会も少ないかと思いますが…。

なごみの郷では「○○様のご家族、お元気か気になるね」「体調崩してないかしら」
「お孫さんはいくつになったのかな」等々 退去された時期や折りに触れて話をする事があります。
S様、その後いかがお過ごしでしょうか?体調はいかがですか?
N様、ご結婚された頃でしょうか?それとも子供が生まれる頃でしょうか?
S様、なごみの郷からも良く晴れた日はスカイツリーが見えています。お元気ですか?
M様、お孫さんは高校生になっている頃ですね、優しいお孫さんの将来が楽しみですね!
N様、Y様、いつも若々しくハツラツとされてご来所くださいましたね、今ももちろんお元気かと存じますが、ご無理なさらずにホドホドに…。
O様、肩の調子はいかがですか?この間は、体操を始めたと言っておりましたね!また顔を見せてくださいね。
O様、少し距離は遠くなりましたが、なごみの郷近辺に来られた時はお立ち寄りくださいね!
まだまだ沢山のご家族にメッセージがございますが、卒業論文並みの量になってしまいそうなので
この辺で筆を留めておきます。
なごみの郷では、退居された後もご本人・ご家族・ご親族がお元気で過ごされているかどうか、ふとした時に気になって思いを馳せています。
こうして、退去後も色々と思いを募らせられるのはきっと、施設で利用している間、施設(職員)だけが一生懸命にご本人と関わったのではなく、本人の想いを中心に、施設・家族・親族の方々と共に、そのヒトの暮らしを支えてきているからだと思います。
※「支える」とは、必ずしも自分達の時間を費やして施設に足を運ぶといった事ではなく、“想い”を共有してきたという意味です。

なごみの郷には113名の高齢者が暮らしていますが、113通りの暮らしを出来る限り、これからも皆で応援(支えて)して頂けたら幸いです。私たちも、その応援に応えていけるよう奮闘して参ります。

退居されたご本人・ご家族、ご親族のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
そして今、なごみの郷で生活されている入居(利用)者様、ご家族ご親族のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

施設ケアマネ 井上