介護保険改正

こんにちわ。はじめまして施設ケアマネジャーをしている井上です。
この度、平成27年度から改正される介護保険法の施設入所について少しお話します。

施設に入所できるのは原則、要介護3以上となります。
えッ!?エッ!?なんて?・・・要介護1・2の方は…?入所申込みもできないの??

それがそうとも限りません。
一定の要件を満たしていて、定期的に開かれる入所判定委員会で協議によって入所可能な場合もあります。

3月31日までに入所していた、今は要介護1・2利用者は?
ご安心下さい。引き続き、施設生活を送ることが可能です。

3月31日までは要介護3で、4月1日から要介護1になったら?
心身共にお元気になった事を喜び合いましょう。
引き続き、施設の利用は可能です。

4月1日以降に要介護3で入所契約し、更新認定で要介護2になったら?
一定の要件を満たしていて、在宅生活が困難な場合には、引き続き施設生活を送れます。
一定の要件を満たしていない場合は、、、在宅復帰(退所)となってしまいます。
これは、在宅での生活が出来る!という判断でもあり、一見喜ばしくも思える反面、現実として本人にとってヒトとして暮らす姿から「遠のいてしまう」事が無いよう見極めていくわけですから、この判断は極めて慎重に、かつ重要なことであると受け止めています。

まだまだ、細かな法改正がありますが、本人やご家族がこれらの改正によって、突然のこととならぬよう、情報を共有していけるよう努めていきます。

様々な意見が飛び交う中…今回の改正で、高齢者や介護中のご家族、サービス事業所等々…社会全体が幸せになる事を切に願い日々の業務を全うしている今日この頃…。

非常食を食す

みなさん、こんにちは!新卒1年目!施設管理栄養士の原田です。

今回は越谷なごみの郷では東日本大震災「3.11」の災害を教訓に、決して薄まってしまう事が無いよう、震災当日に実施した災害時、非常食対策を紹介します。
非常食は常備していても、震災がないとなかなか作る機会はないものです。

そこで!!!越谷なごみの郷では、実際に各フロアで非常食の粥と豚汁を作り、昼食に入所者の方に提供し食べてもらいました。
※おかずは厨房から献立通りの物を提供しました。

まずは、保管している場所をちゃんと現場の職員が認識してもらう為に、場所は伝えずに時間のみを指定して、保管場所に自分たちのフロア分を取りに来てもらうようにしました。
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私が現場職員に非常食を渡している光景です。
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非常食のお粥と豚汁です。
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実際に非常食を作っています。
越谷なごみの郷で備蓄している非常食はお湯のみで作れます。
今回は、お湯は厨房で用意頂きましたが、実際はカセットコンロで沸かします。

これが非常食のお粥と豚汁の完成品です☆☆☆
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非常食はあまりおいしくないというイメージがあったが、意外にも好評でした♪
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今回の取り組みは施設で初めて行った取組みですが、実際の災害時にはパニックになることも想定すると、定期的に日々繰り返していく事が大切だと感じました。
しかし、今回やってみて、どのフロアもてんやわんやと賑わい、いい経験になりました。

皆さんも非常食を3日分以上備蓄していますか?作ったことありますか?
もし、備蓄がなかったら揃えて、そして是非、実際に作ってシュミレーションしてみて下さい☆

デザートバイキング

日に日に暖かさがまし、心地良い日となってまいりました。
そろそろ山菜のてんぷらがおいしい時季ですが、心配になるのが花粉!
みなさまは対策の方、大丈夫でしょうか?

あらためて、こんにちは!B館担当の木下です。今回紹介するのは、デザートバイキング!
日頃から、利用者さんから聞かれる声に、『ドーナツが食べたい』『ソフトクリームが食べたい』など甘いものを希望する声を多く聴いておりました。
そこで、だったら思う存分甘いものたべてもらいましょう・・・と厨房と協力して、開催することができました。もちろん糖尿病の方も参加。
その時のメニューがこちら・・・
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他にも沢山の種類を用意しました。
どうです?!美味しそうですよね!
このデザートを目の前にした利用者さんは・・・・
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選ぶ
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選ぶ
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食べる
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あれも食べたいこれも食べたい!と何度もテーブル訪れていました。  
「今度は外に食べに行きたいな!」と次の課題を下さいました。
このあと、日頃あまり話さない方たちが話されたりと友達の輪が広がっていました。
とっても充実した1日でした。

ショートステイ

みなさん、こんにちは!
ショートステイを中心に生活相談員をしている村上です! 
3月もスタートし寒さも後半に差し掛かかり、いよいよ花粉の時期の到来ですね!!

さて☆☆☆
今回は毎月行っているショートステイ企画行事の一部をご紹介させていただきます。

前々回の特別養護老人ホームA館の高齢者の皆さんが楽しまれた寿司バイキングを
今回はショートステイをご利用された方々と楽しみました!
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カウンターで味わう寿司はまた格別

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笑顔が最高!                      

普段はなかなか箸がすすまず、職員がお手伝いをさせていただくご利用者様も自ら積極的に召し上がられ、「大将!まぐろ!」と声をあげて注文される方が何人もいらっしゃいました。!(^^)! 寿司の力は恐るべし!

なごみの郷には従来型ショートステイ(特養併設)と、ユニット型のショートステイの2つあるのですが、ユニット型ショートステイでは「花田苑で散策」後、和食処「すぎの家本陣」で昼食に出かけて来ました。
前日から雨が降っていて当日も午前中まで雨予報…
中止を覚悟していました(>_<) ところが、なんと晴れ男?!晴れ女?!のお陰で見事晴天に!! DSCN2456
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メニューを広げて選んでいる姿はまるで少年少女のよう

3月は「お花見ドライブ&桜の木の下でお弁当」・4月は「いちご狩り」等など毎月企画行事が満載です!!
企画を通じていつも感じるのは、ご本人たちの「自分で出来る」能力は、日頃の私たちが見極めて支援している事よりも、「出来ることがある」ということ。利用される高齢者が、その身体を維持・向上することを目指したくなるような関わりを実践していけるようにしていく事が、私たち専門職としての仕事であり、誇れることなのかなぁ~なんて感じます。

厨房の職員さん、いつもお力添え有りがとう御座いました。

「川柳クリーン作戦」

こんにちは!管理栄養士の太田です。
平成27年2月23日(月)川柳クリーン作戦と題して、利用者さんと一緒に地域のゴミ拾いを実施しました(^-^)

記事写真①

歩いてみると、思っていたよりゴミは少なく、ゴミ拾いというよりはゴミ探し状態…!!

そんな中、一緒に歩いていた利用者さんは、歩道の草もキレイにして下さいました☆
私たちはゴミを拾うことを目的としてしまっていましたが、自分達が住む(活動している)地域をキレイにすることを考えたら、ゴミ拾い以外にも出来る事はまだまだあるものです。
「地域に暮らす」ということについて、私たち職員視点が強く出ていたんだなぁと、利用者さんの姿から教わりました。
記事写真②

草むしりは利用者の方がとても手際よく、あっという間に歩道の草がなくなりました!!
今度は鎌を持って参加します(^O^)

自分の住む街がきれいなことはとても気持ちいいことですね☆

記事写真③

また近々、利用者さんと一緒にクリーン作戦で街をピカピカにします~(^O^)/

寿司バイキング

みなさんこんにちは☆☆本館1階(A館)担当の滝澤です!!
2月半ばもすぎ、今月も慌ただしく過ぎていきそうです。

そんな中、先日特別養護老人ホームA館の高齢者の皆さんと寿司バイキングを行いました(*^_^*)

厨房の方の協力を得て・・・
屋台を作り・・・
のれんも貼って・・・
カウンター席も作って・・・
緑茶を準備して・・・

準備自体は、職員等で行ないましたが、何より「寿司が出てくるのを待つ!」ではなく、「寿司を食べに出る!」ことをポイントに考えましたので、場所はデイサービスのフロアをお借りして実施。寿司ともなると、日頃重い腰の方も「お寿司の為なら!」と、軽く腰が上がる。スタスタ歩いて向かった先には、なごみ寿司!

はい。寿司バイキングスタートです!!
記事写真①
記事写真②
  
皆さんたくさん食べて、お腹いっぱいの様子(●^o^●)
記事写真③

いつもお世話になっているおばちゃんにもおすそ分け☆☆
記事写真④                                 

もうすぐ春・・・
温かくなったら寿司屋風ではなく、実際にお寿司屋さんに行きたいですね☆

ごちそう様でした!!
追伸:協力頂きました厨房の職員の皆さん、有難う御座いました。

日本の宝

みなさまこんにちは!
カメラ担当のエグチです(^v^)

先日、越谷市内の西方小学校4年生の児童が施設に見学に来てくれました。
併設している越谷市地域包括支援センター越谷なごみの郷が、西方小学校へ「認知症サポーター養成講座」を開催したことがきっかけでこのような形が実現しました。
子供達から「施設を見学し、もっと認知症について勉強したい」と声があがったそうです。
とっても素晴らしくて、頼もしいですよね!!!!
西方小写真
真剣に職員の話に耳を傾ける西方小のみなさん。
このあと、施設の利用者さんとたくさん触れ合ってもらいました!

地域包括支援センター越谷なごみの郷は、小学校以外にも色々なところで「認知症サポーター養成講座」を開催しています。ご希望があれば、「認知症サポーター養成講座」の出前もします!!
この先、4人に1人は認知症になると言われている中で、今回勉強に来てくれた西方小学校の子供達のように色々な視点から地域全体で「誰もが住みやすい街づくり」を考えていけたらいいな…と感じました。
そのために私達「越谷なごみの郷」も頑張っていかなければいけませんよね(^◇^)

2月18日には「地域清掃作戦(クリーン作戦)」も実行します!
当日はたくさんゴミを拾ってピカピカにしちゃいます!!!!!

いま、自分に出来ること!

こんにちわ。施設長の八幡です。
立春は過ぎたものの、まだまだ寒い毎日が続いていますが、如何お過ごしでしょうか。

先日13日(金)の午後2時頃、施設に1本の電話が入りました。

「男性の高齢者が家に入れない様子で、2時間以上外にいる」と。近隣の方が心配し最寄りの施設に連絡をしたそうだ。
その連絡を受けた施設から担当地域である「なごみの郷」に連絡が入った。
電話は受けたものの、地域包括の職員も、居宅職員も、訪問職員も全ての職員が外出中であり、対応出来る職員は事務員だけであった。
事務員は、連絡を受けこの状況に瞬時の判断を示し行動に移した。
この寒空に、対応職員を探したり、連絡をとっていることよりも、まず本人の安全が優先である!と。

通報のあった場所へかけつけると、確かにそれらしき高齢者が1人ポツンとたたずんでいる。車から降り本人に声を掛けると、どうやら家の鍵を紛失したようだ。家族の戻りは夕方~夜にかけてとの事で、本人は「待っている」と話す。
冷え切った身体を心配し、取り敢えず温かい車の中へ案内し、改めて話しを伺うと、越谷レイクタウンに行って鍵を紛失したとのこと。
それなら!と、本人と一緒に越谷レイクタウンへ行き、インフォメーションセンターへ。受付近くまでは共に歩いていたが、受付前に立つと自分では話をすることに不安があるようで、「お願い、話して」と言う。
事務員が受付に事情を説明すると、すぐに調べてくれ、落し物として本人の鍵の届けがあった。
鍵を手にし、再び自宅まで車で向かい、玄関の鍵を本人が開け、家の中まで見届け戻ってきた。

その高齢者は、特に介護認定を受け介護を必要としている訳ではないが、受付前の言動の印象から自ら助けを求めることに躊躇する性格だったのではないだろうか。(恐らく、通り掛かる何人かの方から声を掛けられていたが「大丈夫です」と家族を待ち続けていたと思われる)

施設からは車で10分程の場所でしたが、地域の方が「困ったときには“なごみさん”」と思い浮かべることが出来、その対応が図れることは、地域で暮らす方々の「安心」となることだと思う。また、職員個々の与えられた役割ではなく、今、自分に出来ること!として応じる考動が図れたことには、職員の達成感と共に働く活力となったこととも感じる。(ヒトに役に立てたこと)

こう考えると、高齢者に対しての僕たちの関わりも、「お世話をする」介護ではなく、高齢者自身が「誰かの為に役立てることがある」という事に、強い生甲斐を感じていけるんだろうなぁ~と改めて思いました。
寒空の下で不安を抱いていた高齢者が事故なく、無事に自宅に戻れて本当良かったです。
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(施設敷地内に咲く紅梅:気温は低くとも春の訪れを感じますね)

便通改善

「便通改善・・・」

こんにちは!!管理栄養士の山田です。
突然ですが・・・みなさん最近お腹の調子はいかがでしょうか??
毎日お通じ出ていますか??

越谷なごみの郷では、利用者さんが薬に頼らず自然に排便ができるようにと日々取り組みを行っています。カスピ海ヨーグルトにオリゴ糖を入れて毎日食べたり、朝起きた時に冷たい水を飲んでみたり、おかずにオリーブオイルをかけてみたり、あとは運動!!いろんな取り組みを行っています。
便通改善 記事写真①
そんな時…新たな情報が!!!

(カスピ海)ヨーグルト+オリゴ糖+大根おろし!!!
便通改善 記事写真②
便通改善 記事写真④

ヨーグルトには腸内環境を整えてくれるビフィズス菌。
オリゴ糖はビフィズス菌を増やし…。
大根には便を柔らかくしてくれる水溶性の食物繊維がたくさん。

・・・でそのお味を職員で試食!?
ヨーグルトに大根おろしって??と思うところがありましたが、リンゴのすり潰しを入れたような食感に、甘味あるオリゴ糖が絡み、これが中々美味しいんです。
2月から始めますので利用者さんのお腹に届いてくれるといいなと思います。
結果が楽しみです☆☆
是非、皆さんも試してみて下さい。

年の瀬

こんにちわ。施設長の八幡です。

今日で今年1年365日を終え、新年度を迎えようとしていますが、皆さんはどんな1年でしたでしょうか。

僕は1年を振り返ってみると、バタバタと1年中動き回っているように見えて、そのバタバタは全て起こり得たことへの対処。つまり、先手を打ってバタバタ動いたのではなく、後手後手となってバタバタと動かざる得ない姿だったように感じます。

起こり得た事への対処である後手後手のバタバタは多忙感たっぷりに加えて、焦りが出ますので、きっと働く職員からは「頼れるボス!」とは映らなかったことでしょう。

来年(明日)は先手のバタバタで、高齢者、そして職員を護っていける頼もしい存在となる。その為にも、自分が目指す実現イメージ(目標)を明確に、そしてその行動計画をしっかりと打ち出しておく。だからこそ、今年、「何が良くなかったのか」、「自分の動きや判断に何が足りなかったか」をよく振り返らなくては。

これらは「管理者」と言われる者には求められてくることですが、介護現場でも同じことが言えます。高齢者が病や事故によって、職員がバタバタと忙しいのではなく、病や事故を護るために、先手で動くことが出来る。それが出来るのは、日頃から高齢者の状態を知っているだけではなく、「どんな状態/環境」を築きあげようとしたいかを描けていなくては、常々課題には結びつけられない。

来年は羊年。群れをなす羊は、家族の安泰を示しいつまでも平和に暮らす事を意味しているそうです。2015越谷なごみの郷は、群れ(チーム)る力を増して、施設で暮らす高齢者やその家族、働く職員、地域の住民にとって、平和(自分達の暮らしに近づける=人として活きて生きる)となることを願い、来年を迎えようと思う。

今年1年、施設運営に携わりご指導・ご鞭撻頂きました関係機関の皆さまをはじめ、ご家族、職員、地域の皆さま、そして何より元気を与えて下さった、利用者の皆さまへ心より御礼申し上げ、今年のブログの締めくくりとさせて頂きます。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

2014.12.31 施設長 八幡 雅冬