「後悔、先(役)に立たず」

「後悔先(役)に立たず」

今年も早いもので153日/365日(6/2現在)が過ぎていきました。こんにちは、生活相談員の岡です。
常日頃、「今できる事を今やる」ということを考えて行動しているつもりですが…
後でやるっていうことこそ中々手が付かないもので、後で後悔しちゃうんです。
皆さんもご承知の通り、私たちの命は永続的に続くわけでは無く、いつか終わりが来ます。その日が今日なのか明日なのか、こればかりは誰にもわかりません。

この仕事を通して、人の死というものに多く関わってきました。亡くなられた方のお顔を見た時に、いつも感じる事は「果たして、満足した生活が送れたのだろうか…」と。
職員にとっては利用者・入居者の一人ですが、本人にとっては?
利用したくない、入居したくない施設に入らなきゃならなかった様々な事情がありますが、私たちは少なくとも「嫌だったけど、ここも悪くなかったかなぁ」と思っていただけるように、更に「来てよかった」に変わっていけるように「生活の質」をより良いものにする使命があるのだと思います。

今、自分に何が出来るのか、良くない環境や風習を変えていく為にはどうすればいいかなど、待っているのではなく自分たちで変わる意識を強く持たなければならないのではないか?
時には上司からのトップダウンの指示に従う仕事ではなく、疑問があれば議論を交わし、向き合っていくことが、より良い形を作り出していく事となり、施設に暮らす高齢者にとって、より豊かな暮らしに近づくのではないでしょうか。
一人一人が協力し、一丸となって育み合ってこそチームが成り立つのだと思うのです。

そんな事を考えながら、今日も後回しにした仕事の処理に追われていたり…(苦笑)
後悔なんて、何一つ役に立たない、反省して前に歩き出そうと思う、今日この頃…。

映画鑑賞会

皆さんこんにちは、施設ケアマネジャーの伊藤です。
突然ですが皆さんの趣味は何ですか?
私の趣味はスポーツクラブでダンスなどのプログラムに参加する事です。
私はリズム感に乏しいのでダンスもコメディタッチになってしまいますが、興味あるものは、どんなものでも楽しめる事が多く、その時間はとても意義があると思っています。

入居されている方もお元気な時はカラオケや映画鑑賞、釣りなどいろいろ趣味をお持ちだった方がいらっしゃいます。
ところが、残念な事に施設に入居されると、圧倒的に以前の生活とかけ離れてしまう場合が多くなってしまいます。入居されている方に対して現状の介護保険法で定められている職員配置では、集団的なイベントなどの機会はあるものの、個別の願いや楽しみに応じていくまでには、十分時間が取れないのも現状です。

そのため、せめて月に1回でも出来る事から行なっていきたいと思い、2ヶ月ほど前から希望者を対象に映画鑑賞会を行なっています。

昔の映像の為、画像は良くありませんが、懐かしい映像にはそれぞれに言葉が交わされ、その表情はとても活き活きしているように見えます。
そんな笑顔が見られる事を励みに、他にも出来る事を探していきたいと思います。
施設での生活は、誰しもが望んではいなかったでしょうが、そんな施設が、良くはなくとも、悪くないと思ってもらえる瞬間を増やしたい!と思う今日この頃です。

「収穫楽しみ・・・2」

『収穫楽しみ・・・2』

お久しぶりです。C館係長の目黒です。
先日の管理栄養士の山田さんのブログで、中庭で野菜を育てているとのことでした。
私たちC館も、食堂を出てすぐの庭に去年に引き続ききゅうりとなす、そして新しくピーマンを育てています。
私たちC館は、入居者の得意分野を活かし野菜を育てることになりました。
昔は畑が趣味で、いろいろな野菜を作っていた入居者がまずは、土を耕して苗を植えてくれました。去年も大活躍でしたが、今年も活躍されています。
写真1
無事に苗を植える事が出来ました。
そして、外で日向ぼっこが趣味の入居者は毎日天気のいい日に水をあげてくれます。
写真2
今現在、まだまだ成長中ですが今後が楽しみですね。
去年はキュウリを80本近く収穫し、なすは3本と少ない収穫になってしまいましたが美味しく頂きました。
今年も収穫したキュウリで漬物やサラダに、なすとピーマンは味噌炒めにする予定です。
収穫担当の入居者、料理担当の入居者などそれぞれが活躍されます。
私は食べる担当ですが・・・(笑)
またブログで成長、収穫、料理までを報告しますので、お楽しみに!!

なごみ農園!

『収穫が楽しみ…☆』

みんさんこんにちは(*^_^*)管理栄養士の山田です。

まずは、残念なお知らせが…
5月1日に坂本相談員の筍収穫のブログ…覚えていますでしょうか??
そして最後の一文を…「さぁ、次のブログに筍ご飯が紹介できるかな?」
収穫し、筍ご飯作りましたっ!!
しかし、写真撮影を忘れてしまいました(>_<) が、皆さんの胃袋の中には美味しい筍ご飯がしっかり入りました!! 来年こそは筍ご飯の写真を残したいと思います。 さて、立夏がすぎ初夏の陽気になりましたね(^◇^) なごみの郷の中庭では筍の収穫に引き続き、新しい食材の苗の植え付け、ブドウの実の剪定が行われました。ブドウの実の剪定は私の後輩の原田くんが、総務課の畑担当の金子さんに教えてもらいながら挑戦!! 昨年は1房しかならなかったブドウも今年は期待大!! DSCN6164

DSCN6176

DSCN6177

植え付けを行った野菜が実る頃、利用者さんと収穫&料理をして管理栄養士として利用者さんに笑顔になってもらう為に、美味しい食事を作り続けたいと思います☆

施設施錠を考える

 「ここは牢獄よ!」
ある入居者さんが言い放ちました。

 私達は支援の中で、なるべく行動制限をしないように、なるべくその人らしい姿に近づけるように、なるべく…、よく使う言葉で自分たちを正当化しているのかもしれません。

「なるべく」とはどうゆうことか、意味的には「可能な限り」とか「可能な範囲内での最大を目指す」と言う意味があるらしい、つまり可能でない事、出来ない事は「なるべく」の範疇には無い。
 では何が可能で、何が不可能なのかを誰が決めるのだろうか、職員?入居者?家族?法令??
 私達は暮らしの中で、他者から可能・不可能を決められ、何かを制限されたり、諭されたりする場面は、そうそう無いですよね。
 だから僕自身も、自宅から出掛ける時に、家族や他者によって外から施錠をされ、「出られない」ということも無い。

 施設の中にはまだまだ施錠されている箇所があり、また外へ行くことへの対応が図れていない場面が多く、入居者の意思と比べ、施設として応じられないことが沢山あり、入居者にとっては「牢獄」と変わらない暮らしを強いていることを自覚しなくてはいけない。
 
 そして我々は、可能な限りの専門職が応じるからこそ出来る「可能」の枠を増やし、1人より2人、1部署より、施設全体で取り組む事で、より不可能を可能にしていく。そして、地域全体で取り組む事ができれば、施設の外へ自由に出られるということにも、応じていけることでしょう。
 それでも入居者の意思の全てには叶えられない事があるかと思います。それでも、1つずつ「応じられる」に近づく為に、取組みを進めていく事が大切ではないでしょうか、、、

 そして、越谷なごみの郷では、そんな同じ想いを持った有志による「OPEN会議」という素敵な集まりがあり、毎月ああでもない、こうでもないと、不可能を可能にする為の話し合いをしています。

施設サービス課係長 閏間 

筍発見から収穫へ

こんにちは♪
生活相談員の坂本です!

先週、管理栄養士の原田くんが竹林でタケノコ発見!とブログに載せていました。

美味しいタケノコご飯^o^
坂本『収穫はいつ??』
原田『明日です!』
ワクワク ソワソワ…

そして…収穫当日
がんばれ原田!
DSCF2032
立派なタケノコ収穫!!
原田『みんなに見せてきます!』
入居者の方々に採れたてのタケノコを『見てください!』と言いながら見せて回っていました。
入居者のみなさん『すごいね~』と満面の笑み。
DSCN5984
『美味しいタケノコご飯食べましょうね』と、満面の笑みの原田。

管理栄養士として“美味しい物を食べてもらいたい”という想いが伝わってきた一面でした。
そういえば、美味しい食べ物を食べた時って幸せな気持ちになったり、笑顔になりますよね♪
きっと、管理栄養士としてもっともっと深い想いがあるのだろうと感じました。
それぞれの想いでぶつかり合うこともある私たち…ですが願いは一つ!
入居者様、利用者様の暮らしを豊かにする!そして笑顔が見たい!その為に、私たちはこれからも力を合わせ奮闘していきます!
さぁ次のブログには、筍ご飯を紹介できるかな?

中庭の筍

こんにちは!管理栄養士の原田です!

越谷なごみの郷には中庭があって、そこには入居者の注目を浴びている「竹林」があります!!!

その竹林をよく見てみると…なんとタケノコが生えていました!!!
DSCN5937

このタケノコはだいぶ成長してしまいましたが、次に出てくるタケノコは見逃さず収穫し、タケノコご飯を作ろうと思います。

収穫には職員だけでなく、入居者も関わることで食べること以外でも「食」を楽しんでもらえるような取り組みを越谷なごみの郷では行っています。

今後もゴーヤ、きゅうり等の夏野菜もなごみで作り、収穫していくので乞うご期待!!!

「普通は貴重」

熊本地震に被災された多くの皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
熊本の高齢者施設の方、どうしていらっしゃるだろうと按じていますが、施設では義援金に協力することしか出来ませんが、有志で義援金を募り送金させて頂きました。
現在(いま)の日本には、北海道から沖縄まで、どこにいても震災が発生する可能性が考えられるものであり、私たちの所でも今の非常災害用品の蓄え(準備)でいいのだろうか?と危機感を感じないではいられません。

今年も施設に燕がやってきて、巣を作り始めました。

中庭の竹林には、鳩が巣を作り、筍が採れ、玄関先の藤棚が見事に咲きました。

そして、施設は人事考課の真っ最中です。

こうして、恒例の事が当たり前にできることに感謝し、季節を感じ、美しいと思える普通のことが、改めて、貴重なことに思えるのです・・・
被災したみなさまが、1日も早く普通の暮らしに戻れることをお祈りしています。
                                          橋本
藤棚2
筍

働きたい!

4月のある日、入居者と共に社会福祉協議会のボランティアセンターへ登録申請に行きました。
施設で暮らす入居者が施設内でボランティア活動するといった感覚がなかった私に、入居者の何気ない一言を聞いて『なるほど』と思った出来事があります。

なごみの郷では 入居者自身が誰かに必要とされ役割を持てるように支援を行なっています。
そんな中『こんなに仕事をしているのに、何の成果や報酬がないなぁ…やる気もなくなるよね』と入居者の気持ちは別のところにあった事にハッとしました。どのようにしたら形あるものになるかを模索…。
沢山の方々からのアドバイスをもらい、越谷市のボランティア登録に出向いてみることになりました。
登録をすると、指定のスタンプノートに1回の活動で1つスタンプを押す仕組み。そしてノートのスタンプ欄が全て埋まると、成果として年度の最後に報酬を頂けるもの。
登録後当初は、スタンプをもらいに行く事に慣れなかった入居者が次第に自ら活動ノートを持ち、「今日は1個」「朝から晩まで忙しいよ」と嬉しそうな表情です。年度が変わり、2度目の登録申請に行く事ができました。
私たちは日ごろ、高齢者の活動を「手伝い」「ボランティア」といった視点で捉えていましたが、例え高齢になって、身体に障害があったとしても、「働く」ことでの自分の存在価値を望む事は、本来の姿として当然なのかも知れませんね。
高齢者が生きる施設ではなく、高齢者が活きる暮らしを応援していける施設を益々追求していきます。

<介護保険つぶやきメモ>
要支援・要介護状態予防や健康増進、社会参加活動を目的としている越谷市独自の事業に、施設入居者が参画できる事が要介護の重度化予防の1つとなっているのは確かです。
昨年度4月介護保険法改正で、施設入居者は原則要介護3以上となりましたが、入居してから元気になって要介護度が軽くなった利用者・施設の取り組み等を市区町村ごとに、どう捉えていくのか気になるところです。
平成37年を目処に、国は地域包括ケアシステムの構築を目指しています。
介護予防や地域で取り組むこの法改正に施設として出来る事、その1つとしてベッドシェアリングがあります。このベッドシェアリング体制がスタートして10年余りが経過しておりますが、まだまだ活用しきれていない現状に、なごみの郷は今年度取り組んでいこうとしています。

施設ケアマネ 井上

安心して子供を産める施設へ

『子供を持つ女性が社会復帰を諦めない!』
女性にとって妊娠や出産は大きな喜びであり、未来の希望でもあります。
でも、実生活の面では、「今の仕事を手放して、育児が落ち着いた後に再就職できるのか不安…」という悩みを抱えてしまうケースは少なくありません。
出産後も、社会との関わりを持っていたい女性や、それこそ子供や生活のために働かなければならない女性だっているはずです。
しかし、現代の社会環境では、小さな子供がいる女性の再就職は簡単なものではありません。
なごみの郷では、育児休暇中の職員が1年半ぶりに復帰を予定しています。また、現在21歳の介護職員は産休中で、3月にめでたく無事出産しました。そして、そして、管理栄養士と係長が5月から相次いで産休に入ります。お腹も大きくなるに連れ、職場のみんなも出産を待ち遠しくもあり、「留守を守るぞ!」と成長が期待できる職員もいます。
復帰後も無理なく働ける環境を作れるよう、会社側は、準備していきます。
でも、保育所の事や、色々課題はありますね。
生まれて直ぐの子どもを連れて出社出来たらいいなあと思うのです。
介護施設だから、可能なことだと思うのです。
お金もかからない、高齢者がまだ動かない赤ちゃんなら見ていてくれます。
新米ママも安心して目の届くところで仕事ができる・・・
そんな会社風土にして行きたいと思います。
また、復帰後の様子など報告しま~す。
IMG_1394
                               橋本