夏のある日

越谷市は、田んぼが多くあり自然豊かな地域が沢山あります。

今の時期は、稲がのびて青々とした風景が広がっています。

田んぼをキャンパスにみたて色のついた古代米などを植え色彩豊かな田んぼアートが行われており、皆さん楽しみにしています。

デイサービスでは毎年、越谷市増林にある展望台に行き田んぼアートを見に行きます。

今年は、[銀河鉄道333]と越谷市のマスコットキャラクター[ガーヤちゃん]

写真①写真①

写真②

皆さん、『どんな風に植えているのかな?』
『よくできているね』
『見事だねぇ』
『かわいいね』
『私も昔は田植えをしたよ』等 会話も盛り上がっていました。

展望台からは、晴れているとスカイツリーはもちろん富士山なども見えデイサービスの皆さんの外出活動先では人気スポットとなっています。

『8月だともっと綺麗に見えるのではないか?』という方もいらっしゃり、また8月に予定を組んで行きたいと話が出ていました。

暑い日が続く季節ですので、熱中症に気をつけこまめな水分補給をして夏を乗り切れるよう気をつけていきましょう。

デイサービス 管理者 佐藤 麻理子

「看取り介護」

皆さんこんにちは(^-^)医務責任者の中山です。
まだ梅雨明けも発表になっていないにも関わらず、毎日猛暑が続いておりますが体調は崩されていませんか?
この時期は我が身を守る為にもエアコンを上手に使用し、水分補給をしっかりとして体調管理していきましょうね。

さて今回は、当施設で看取り介護を行ない、先日旅立ったKさんについてご紹介をしたいと思います。

Kさんは平成24年から当施設の特養に入居されていた方ですが、それ以前より当施設の在宅サービスは御利用いただいており、職員と馴染みの深い方でした。入居当初はシルバーカーを押して施設の色々な所に行ってはそこにいる職員とお茶をして自室にお戻りになったり、他の入居者様とカラオケを楽しんだりと楽しそうに生活をされていました。

そんなKさんが体調を崩されたのは、入居から3年が経った平成27年でした。
そこからの2年半は入退院を繰り返し、とうとう食事も摂りづらくなってしまいました。
最後の入院のある日、見舞いに行った担当のケアマネジャーは、Kさんにこう伺いました。

『最期はどうしたい?』

Kさんは小さな声で
『なごみに帰りたい…』

そして当施設での看取り介護は始まりました。
Kさんは沢山の職員と入居者に囲まれながら、大好きなクリームパンやアイスクリームを少しずつ召し上がり、3ヶ月間生き続けました。施設での3ヶ月の生活は体調を崩されてからの2年半の間では、最長記録となりました。

私達は、看取り開始前は残り1週間ほどの命と医師から言われていたKさんの看取り介護を通じて、ご本人の強い生命力と介護する職員の思いと手厚い介護の素晴らしさを学びました。

これからもその人にとってその人らしい最期が迎えられるように職員一丸となって支援をしていきたいと思います。

Kさん、ありがとうございました。
Kさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

「ある日のこと…」

梅雨に入りジメジメした日が続いていますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
私のフロアでは、とても良いお天気の日に、みんなで中庭で日光浴をしました!!
私のフロアは、中庭に面していて、すぐに日光浴に出る事ができ特権です!!

これから、7月8月と流しそうめんの時期も近づいていて今から楽しみです。

あ、
そうそう、流しそうめんの話ではなく日光浴の話しでした…。

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その日光浴を行っている時、
こんな一句…
・紫陽花の 葉陰につのだす カタツムリ
・施設では 三度の飯は 大仕事

少し前にはこんな一句も…
・父の日に みんな揃って 見舞い来る

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35名のいる私のフロアでは、外に散歩に出たり買い物に行ったり、全員の希望を全て希望通りに行う事は今現在は難しいですがこの一句を聞いて毎日外に出る事が難しくても季節等を感じてもらえているんだと言う事が分かり嬉しくなりました。

これから暑い時期になりますが、外の空気を吸ったり美味しいものを食べたり、楽しい嬉しいと思えるような環境作りをしたいと思います!!

今日も楽しい一日になりますように…。

A館 フロア責任者 滝沢

「中途採用研修」

こんにちは。
フロア責任者の岡です。

越谷なごみの郷では、年度の途中で入職された方を対象に、社会福祉法人の成り立ちから会社の概要、認知症の理解とその他守らなければならない事柄について、2日間かけて研修を実施しています。
福祉関係の仕事を担って再就職される方、初めて福祉の仕事に就く方様々ですが、同じ内容の研修を行います。

1日目は座学で頭の中に叩き込む時間ですが、この研修の目玉は2日目に行う「ストーカー研修」です。
まず、近隣地域へ出掛け地図を作製し、その後、講師の職員が認知症を患っている高齢者役となり、外へ飛び出します。
その方を安全に、拘束する事なく家へ(施設へ)帰れるようにする手法を学びます。

これまで実施してきた「ストーカー研修」では、どうしていいか分からず泣き出してしまう方や、何もできず時間が過ぎてしまう方もいらっしゃいました。
講師となる職員も、近隣のお店などに協力をいただき食べ物を持ってきてしまったり(万引きではなく事前にお支払いをしています)バスに飛び乗ってしまったりと、個々に考えています。
この研修を実施し始めた頃は、近隣から迷惑がられることもありましたが、少しずつご理解をいただけてきたように感じています。

新たに越谷なごみの郷の仲間となった方が座って認知症について学ぶだけでなく、この地域を知り、施設の中だけでは入居者や利用者の生活を成り立たないということの理解を併せて体感して欲しいです。