地域連携

今年も残すところ1ヵ月!気がつけば坊主も走る師走の時期となりました。
年末のイメージには、「忙しない」、「多忙」といった印象があるかと思いますが、1年の締めくくり、しっかりと振り返り、成果の確認と共に翌年への「多望」を打ち出せる過ごし方をしてみようと思う、今日この頃…。

さて、施設では毎年この12月の暮れに、お世話になった方へ感謝の意を込めて「忘年会」を開催しています。
自治会長さんをはじめ、協力医療機関のドクターや歯科医、地域の協議会の代表者の方、またボランティアに来て下さっている方々など施設を通じ入居者をサポートして頂いている方をお誘いし開催させて頂いております。

普段、これらの方々は施設との関わりはあっても、横同士の繋がりはほとんど無いものですが、例年の「忘年会」を通じ、顔を会わせる機会によって、より馴染みの関係を築いていけたらと願っています。

なぜなら最近では一般の方でも、聞き覚えもあるかも知れない「地域包括ケアシステム」と同じ認識で、施設を中心にそれを取り巻く方々同士の連携によって、高齢者の支援の在り方を多角的に観てサポートしていけるからです。

なんか難しく感じるかも知れませんが、「個」では解決できない事も、「団」によって出来ることが増えるといった感じです。
その「団」とするには、「団」の顔ぶれ知らずしては展開していけませんからね。

「忘年会」ではそんな難しい話にはなりませんが、1年の労いと共に施設に出入りする皆様方同士が少しでも繋がりあえる場となり、それが更なる高齢者の豊かな暮らしへ近づけるといった目的を勝手ながらひそかに描き、楽しみにしています。

ブログを見て下さっている方々も、「暮れ」と「忘年会シーズン」で“多忙”の事かと思いますが、どうぞ「多望」な「望年会」を迎えご自愛頂ければと…。

施設長 八幡 雅冬