『生活支援記録法』

先日5/31に第1回目のエンゼル福祉会ケアマネの合同研修会を開催しました。
テーマは「生活支援記録法」として「鐵社会福祉事務所」鐵宏之先生をお迎えしました。

今回は公開勉強会として地域包括支援センター職員、医療介護の連携窓口の相談員、居宅のケアマネジャ―と20名ほどの他職種が集まる会なり、先生の熱い人柄もあり、和気あいあい楽しい勉強となりました。
「生活支援記録法」とは国際医療福祉大学小嶋先生、埼玉県立大学嶌末先生が介護・福祉の共通言語となることを目的に開発された構造化記録法です。

その時の気持ちや考え・判断といった根拠を記録に残しておくことにより振り返りしやすくなる、
気づきを意識することでアセスメント・モニタリングが変わりケアプラン作成にもつながる、
注視すべき質問や着眼点が広がる、
等々の意見がありました。

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思考過程や実践を言語化していく「記録」について面白い発見となりました。

(F-SOAIP)
F:FOCUS 焦点(ニーズや気がかり等問題にとらわれない。その人らしさにも着目)
S:Subjective 主観的情報(本人の言葉※主な家族の言葉は「S(続柄)」とする)
O:Objective 客観的情報(観察や支援により得られた情報、家族・他職種等から得られた情報)
A:Assessment アセスメント(気づけ、判断等)
I:Intervention 介入(記録者本人による声かけや実施した内容)
P:Plan 計画(当面の対応予定)

主任介護支援専門員 藤井 一成