カメラ担当のエグチです☆ 9月上旬、中庭にニューフェイスが仲間入りしました。 そのニューフェイスは、地域の方から譲っていただいた「巨峰の苗」です。 頂いたその日に、理事長と八幡施設長でさっそく植樹。

小さな巨峰ちゃん。 ぐんぐん大きくなって、なごみの郷の全員で食べられる量の実をつけてね(笑) それから、中庭には巨峰の他に、桜の木も植えています。 こちらも寄贈していただいた植物で、まだ背丈は150cmほどですが、今年の春には可愛いピンクの花をたくさんつけて、利用者さんとスタッフを楽しませてくれました。 来年の春にも、たくさんの花を咲かせてくれると思います。 巨峰の苗が大きくなったら、またご報告しますね(^v^)
残暑、お見舞い申し上げます。
いつの間にか、稲穂が垂れて、トンボの姿が・・・
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
この時期、垂れる稲穂を見るたびに、姿勢を正す気持ちになります。
越谷は、田んぼの多い自然豊かな所です。
その自然から、季節を感じさせてもらえる高齢者には住みよい土地柄です。
~おばちゃんのボヤキ~
今に若い職員は、暑ければパーヵーを羽織って冷房、寒ければ暖房(エアコン)
年中着れる素材の洋服・・・衣替えなどは関係なさそう。
衣替え=半袖長袖の入れ替えと思っている子も(泣)
服の素材で季節を選ぶなんて分からないだろうなと思うこの頃。
綿:いろいろ(厚さによって異なる)
※ニットの場合は春夏(カーディガンなど)コーデユロイは冬
ウール:秋~冬
アクリル:秋~冬
ポリエステル:いろいろ(厚さによって異なる) *中綿ジャケット、ボア生地は冬。
何て言ったって夏は麻
レーヨン:春~夏
シルク:いろいろ(厚さによって異なる)・・・等々
介護福祉士の試験内容には確かに家政問題として素材・洗濯方法等があるけれど、果たしてどこまで理解できているか疑問!に思う今日この頃。

隣の田んぼにトンボの姿
橋本 かおり
みなさんこんにちは。
越谷なごみの郷で、カメラ担当(勝手にですが/笑)をしているエグチです。
今回、施設長に「なごみの郷で起きている日常をブログに載せさせて下さい!!」と直談判し、書かせていただけることとなりました。
カメラを持って施設を歩くと、日常には素敵なこと(=心がひかれること)が溢れているなぁと感じます。その「素敵」と感じる出来事は人それぞれです。
人によっては「普通だよね」と思えることが、その人にとっては飛びあがるくらい嬉しいことだったり。逆に、涙が止まらないくらい悲しいことだったり。
そんな瞬間に出会うと、思わず「カメラ!カメラ!!」とシャッターを切ります。
そんな「日常」の中からひとつ。
暑い日差しを避けるために、中庭にゴーヤを植えました。
植えたばかりがこちら(まだ赤ちゃん)

そして今のゴーヤちゃん。

食べごろ!!
グリーンカーテンもグングン伸びて、暑い日差しから利用者さんを守ってくれています。
ゴーヤの実は、利用者さんたちのお腹の中に…(^u^)
自家製なので、大きさや味はバラバラですが「あっちになってるのは苦いかしらねぇ」なんて
利用者さんと、次のゴーヤに心ひかれる毎日です。
江口
施設全体で介護技能検定という介護技術UP研修を行っています。
内容は、介護福祉士の技能試験にならい実施しているもので、職員さん達は自ら勉強してきた成果を試験形式でトライし、良かった所、もっとこうした方が良いと思う所などを確認しあっています。
この研修では、介護福祉士の試験で経験している職員さんや5年目以上のベテラン職員さんも慣れや自身のくせにより介助方法の基本からズレてしまった介助をしてしまいがちなことを自ら気づく機会となり、通所介護では検定(研修)受講に向けて互いに練習する姿がみられるようになりました。
また、今年は新卒職員も入職し職員自らが教え合う環境を作るという先輩職員の姿があり素敵だな。と感じます。
専門職として自らが成長しようとする姿は、当たり前かもしれませんが、私自身が介護の仕事についてあまりこういった職員の姿を見る事が少なかったため、嬉しく思う今日この頃です。
検定(研修)に向けてだけでなく、今後も継続して自ら勉強をする職員さんの姿によって、それが高齢者の自立的な能力を取り戻せる・維持出来るようになることが目的であり、その成果として、より素敵なデイサービスをつくっていきたいです。
佐藤 麻理子
今年で8回目、地域の夏祭り(盆踊り)に参加し、“盆踊り”や“よさこいソーラン”に参加し、盛り上げてきました!
地域の夏祭りには、いつから参加するようになったのだろう?
思えば、最初は「施設に暮らす入居者さんも地域住民として地域の祭りに参加できたらいいね、私たち職員が地域との橋渡し役になれないか」という理由から、地域の方たちとの話し合いに参加するところからだったように思います。
聞いてみれば、地域の婦人会もメンバーの高齢化に、18時~21時まで盆踊りを踊り続けることが厳しいという現状を知り、婦人会の方々に休憩していただくために「よさこいソーラン」を間持ちで踊るという形だったように思います。見慣れない当初は地域にとっては、勢いと元気だけで、全く持って「よそもの」だったことには間違いなかったと思います。
しかし、気付けば8回目・・・毎年、会場の草取り・ゴミ拾いから始まり、終わった後の片付けまで、踊りだけではないそれぞれの役割を決めて、できることを行ってきました。そして今では、なごみ職員の参加や関わりに地域の期待も高まり、「よさこいソーラン」はすっかり地域の名物に・・・
祭り1つにしても8年越し。「繋がる」って時間が掛かるもんなんですね。
橋本 かおり
練習風景と本番の写真をアップしてみました。

やっぱり、腰を深く落とすとカッコいいね!

構え~!

いざ、本番!よさこいソーラン!
介護現場では、まだまだ入居者の暮らしに手の行き届いてない点が沢山あることが現状としてあります、その中で入居者の移動道具としての車椅子の「汚れ」が目についた。
現場で掃除を行なうが、なかなか時間がかかり、また、掃除に時間もかけられない事もあり、全てを行なうのに相当期間を要する。しかしその間、入居者さんは不快な思いを強いられてしまう…
そんな声に反応し、感染・衛生委員会を筆頭に車椅子清掃隊を結成!有志を募り7/25に第1回目の活動日を迎えました。
この日の気温は35℃、皆汗だくになりながらも、隅々まで洗い1台1台きれいになっていく車椅子を眺め、改めてこんなに汚れがついていたのかとの驚きもあった。また、汚れた車椅子を利用させてしまっていた事を申し訳なく思います。
介護職に今回のような時間を要して清掃をお願いしようとは思いません。何故なら、その時間を高齢者と過ごす時間に使ってもらいたいと思うからです。ただ、1つ1つの汚れが積み重なる前に、その都度その汚れに気付いた対応が図れることは、暮らしを支える上では何より大切なことだと思います。
介護現場に任せきりにせず、とはいえ介護現場も周りに甘えるのではなく、入居者の豊かな暮らしに近づける為にどう「助け合う」かが大切であるのかと再認識しました。
越谷なごみの郷には、職種に関係なく「助け合う」姿があり、施設全体で入居者の暮らしを支える風土をいつまでも大切に持ち続けていきます。
閏間 順哉


昨日、埼玉県社協が主催する就職フェアに参加してきました。
日曜日の午後の部ということもあってか、さほど参加者が多いとは感じませんでしたが、僕達のブースには2hで4名の方が話を聴きに来て下さいました。
4名の方々は、経験者、未経験者、無資格者などそれぞれでしたが、この業界で働く意思を強く持っていらっしゃいました。
そんな就職フェアの面談の中で僕達から話す事は、業務内容や賃金形態も勿論ですが何よりも、施設が「目指している方向性について」を重点的に伝えさせて頂きました。
僕達が毎日お風呂に入っている事を周りの方に伝えても、「凄いね」とは言われない。しかし、特別養護老人ホームに入所している高齢者が毎日お風呂に入れる。と知ると「凄いですね」と言われてしまう。
これが、現状の高齢者施設での暮らしと、僕達の暮らしの違いです。このような僕達からしてみたら「当たり前」と言われる暮らしに、如何にして高齢者の暮らしを近づけるか。
しかし毎日お風呂に入れて、食べたい物を獲得し、好きな時間に起床し、就寝するような暮らしは、高齢者施設の中では非現実的とも思われがちです。
全ての入所高齢者へとなると、今の人員体制では難しくとも、1人だけなら叶えられるかも知れない。全ての方は難しくとも、オムツ内に排便があった方だけなら叶えられるかも知れない。全ての方には応じられなくとも○○○ならば・・・。
僕達の目指すことは、極論からイメージを膨らませ、そこに向かって近づけられる事がないか?もっと出来る事がないか?他の方法がないか?を日々追求し実践から1つずつ近づけていくこと。
そんな話をしていると、ついつい目指すべき「正論」ばかりが主張されてしまうのですが、何より大切な事は、それを実践していく仲間(チーム)をつくっていくか!
就職フェアに参加された方々がどの位、こうした話しに共感をしてくれたかは解りませんが、適当に甘い言葉“だけ”を並べて、誘惑で入社を勧めるよりも、共に目指す「仲間(チーム)」一員として迎え入れていきたいからこそ、伝える責任をもって話しました。
4名中、2名の方が施設見学を希望して下さり、1名の方が面接を希望して下さいました。同じ想いを持てるか、持てないかではなく、施設の想いに耳を傾けてくれた4名の方にまず心より感謝したいと思います。見学・面接、お待ちしておりますね。
施設長 八幡 雅冬
先日、小4の娘が学校で高齢者擬似体験(うらしま太郎体験)をおこなってきました。
目には白内障による色覚変化、ぼやけて見える状態や視野の狭さを再現するための特殊眼鏡をつけ、足や手首には関節が動きにくくなる状態を再現する重りをつけ、高い音が聞こえにくくなる耳栓をつけ、人差し指と中指、薬指と小指を2本一緒にテープで固定し、物がつかみにくく落としやすい状態にして準備はOK。
杖を持って校内をぐるぐる歩いたり、お店を想定して物の受渡しを行ったり、いつもの通り給食を食べたそうです。
普段歩きなれている階段が、手すりがないと登れない、階段のはずなのに坂のように見えて怖くて降りられない、足が上がらずちょっとした段差につまづいてしまうということにとても驚いていました。
お店では、店員さんの言っている言葉が聞き取れず、値札も見えず、また硬貨が識別できずに100円と1円を間違えてしまい、しかもせっかく買ったペットボトルのお茶も開けることができなかったと言っていました。
そして給食の時間では、箸で食べ物がつかめないだけではなく、手首の重りに耐え切れず食器を落としてしまう子が続出で大騒ぎだったそうです。
帰ってきた娘はとても疲れきっており、「おじいちゃんやおばあちゃんは毎日こうなんだよね。大変だよね。出来ていたことが出来なくなるって悲しいよね。」と言うので、おじいちゃん、おばあちゃんにこれからどうしたい?と聞くと、「困っていることがないか気にして、手伝ってあげる。」と言ってました。
小学校ではこの後、5年生で車椅子体験、6年生で施設のボランティア体験を行います。
なごみの郷でも、毎年地域の小学生がふれあい体験、また中学生が社会体験3daysチャレンジとして社会体験に訪れます。
ほんの少しですが、こういう体験を通じて介護職を目指す子も毎年います。
そして、夢を実現させ介護職としてスタートします。
どんな職種でも仕事を通じて、様々な「想い」との葛藤はあるかも知れませんが、娘が感じたような、初めの一歩の気持ちを忘れずに、更なる夢への実現に向かって欲しいと願っております。
冨山 彰子
最近、さまざまな企業や団体が「接遇」と呼ばれる、接客業務時における接客スキルの教育に力をいれていますが、僕達の仕事にとって必要な「接遇」とはなんだろうか?
企業や団体にとってのクレームの7割は人的によるクレーム。すなわち接客時における何らかの不作法が原因であり、素晴らしい商品やおいしい食事が提供されたとあっても、それらは大きな損失を招きかねないといわれています。
そのような要因が「接遇」のブームに火をつけているのかも。
そんなことを振り返り考えていると、こんな事が頭に浮かびました。
「これって、利用者さんがここを気にいらへんかったら来んでもええってコト?」(大阪弁(笑))
私たちのケア技術や接し方がもしその利用者さんに受け入れてもらえなかったら、ここに来ない。辞めてしまう。というコトが考えられ、本来介護保険の基本方針で求められている、「本人の状態の維持・改善」や「家族の負担軽減」といった僕達の役割は果たせないし、利用者本位ともかけ離れてしまう。
デイサービスを利用継続することで利用者さんの在宅生活が継続出来るように支援するには、入口である「接遇」の技術も必要だというコトを意識するようになりました。
接遇とは、五輪招致でも有名になりました「お・も・て・な・し」のコトです。
「おもてなし」と聞くと、何でもかんでも利用者さんの為に尽くせばいいと考えてしまい、結果その方の出来ることまで奪ってしまうということが想像できますが、そうではありません。
飲食店でウエイターが水やおしぼりを持ってくるのがサービス。おしぼりを渡す際に「お仕事お疲れ様です」と一言かけて渡すのが「おもてなし」です。すなわち想定内のことは「サービス」で、想定していない、人を気遣った言動や行動が「おもてなし」。だとすると、そんな言動や行動がどの位出来ているだろうか。
些細な一言なのですが、この瞬間に言われた側はとても感動し、一瞬にして心を開くのでしょう。「おもてなし」⇒「ココロの交流」が接遇のゴールでもあるわけです。
私たち介護職が「おもてなし」を実践することにより、利用者さんが「ココロを開いてくれる」それが「ココロの交流」となり、最終的にはお互いに大きな信頼関係が構築され、自立支援の実践が出来るのだと考えます。
つまり「自分のことは自分で出来るように」という「自立支援」とは、決して「させる」ことではなく、接遇の延長線上に本人が「したくなる」「望む」という主体が生まれていることが大切なことなのでは。
「楽しみにしてもらう」「楽しんでいただく」「笑顔で帰っていただく」=「喜」「嬉」ということには、受動的なものではなく、本人が「なごみの郷デイサービス」だからこそ「叶う」、「なごみの郷デイサービスの専門職員」だから「求めたくなる」、そんな関わりを築き、応援していきたい。
これらを実現するためにも、一人ひとりの望んでらっしゃること、不満に思ってらっしゃること、満足してらっしゃることを日々のケアから見極め、会話し、心の声に気づける専門職の集団を目指している今日このごろ。
松久晋也
先日越谷なごみの郷のショートステイ利用者さんと職員で、川口グリーンセンターへ1日外出をしてきました。
初夏でありながら日差しがたっぷりな暑い1日。
皆さん夏着でちょっぴりおしゃれをし、しっかり帽子をかぶった装いでいざバスへ乗り込み、たくさんの職員に見送られ、出かけていく利用者さんたちの笑顔はとっても素敵でした。グリーンセンターに着くとたくさんの自然に囲まれながらセンター内散策をし、おいしいお弁当をほおばり、利用者さんからは「楽しい。」「また来たい。」「次はどこに連れて行ってくれるの?」などうれしいお言葉を沢山いただきました。
普段在宅生活を送っている利用者さんはなかなか遠出をする機会が少なくなってしまうのが現状で、連れて行きたくても仕事があってなかなか…とご家族の方々からよく伺います。でも利用者さんだって時々おしゃれをしてお出かけしたいですよね。
そんな利用者さんやご家族の思いをなごみの郷のショートステイは出来る限り応援し、「どこに連れて行ってくれるの?」という楽しみと同時に、「どこどこへ行きたいわ!」という利用者主体の喜びを目指しています。そこには私たち職員の利用者さんの素敵な笑顔と、自ら願うことが叶う喜びをたくさん届けたい!という思いでもあるからです。
皆さん、次はどこに行きましょうか?
沢山いい思い出作りましょうね(^-^)
中山 奈美


