桜の便りが聞かれるなか、4月20日(木)に平成29年度、第一回大相模地区地域ケア会議(ケース検討会議)が午後1時より一時間半に亘り大相模地区センターでおこなわれました。
今回は個別事例の検討を通じて多職種協働によるケアマネジメント支援を行いました。
【会議の目的】
個別課題
本人は在宅での生活を強く希望しているが、認知症の症状が進行しており、一人での生活が困難になってきている方の支援策について検討する。
地域課題
今後、ますます高齢化は進行し、認知症を有する高齢者数の増加も推測されている。認知症高齢者の在宅の限界点を上げるための支援策について、地域全体の問題として促え検討していく。
≪検討会では・・・≫
ご本人のデイサービス 訪問時ケアでの様子 状態、ご近所の話等を紹介後、たくさんの意見がありました。
自治会からは、
「自治会は個別にかかわるのは、難しい。」「認知症だけでは民生委員の訪問は難しい。」
「自宅から出かけるようにするのは難しい」等、認知症だということを知る事が難しい。と、意見が出ました。他に、「地区センターではなく各自治会会館で体操など行えるように、近所で働きがけをする。」等。
また、大相模地区自治会連合会会長さんからは、
「地区の方がどのようにすれば、地域に関心、親しみを持ち周りの人達との交流を持つ事が、課題と考えている。」
「特に災害時に、高齢者、障害の方の安否確認をどのように取り組むかが重要な問題です。」
と話された後に、
「地域には子供達もおり、その子供達に協力してもらえる事はないかと考え、災害時に中学生が地域を守ることができるのでは。大人が不在の時、地域を良く知っている、体力もある、いつも地域にいる、そんな頼りになる中学生に、掛かりとして、大相模中、地域を守ることの輪を広げるために大相模中学校の校長先生が各学校に呼びかけている。その他大相模小、西方小の吹奏楽部が合同で演奏会をサンシティで開き、親御さんだけでなく、地域の方々に是非聴きに来て欲しい」
と、呼びかけを行いました。
この事によりお互いに声を掛け合い、足を運び、顔なじみになり、他の事でも地域の結びつきがより一層深まって、子供も大人も地域に興味を今以上に持って頂けたらと思ってます。
隣近所のおじいちゃん、おばあちゃんの様子がおかしい等、今までより周りの高齢者に目を向ける事が自然に身につく様になるのでは?
まだまだですが、中学生の存在は地域にとっては大きなもので、学校では子供達には具体的な指導をこれからおこなっていくようで、学校と自治会の話し合いも始まりました。
「近所付き合いは大切、それを地域へと広げていきたい。」と。
訪問介護事業所 サービス提供責任者 豊田