こんにちは。在宅介護のケアマネジャーをしています。柴田です。

少し涼しい日もありましたが、緑がすっかり映える季節になりました。
道行く通学帽子をかぶり黄色いランドセルのカバーをつけた新1年生も、通勤時間の車窓から元気よく登校している姿を見かけてほほえましく感じます。

この間、とあるお宅へ訪問させた頂いた時、普段はほとんど口を聞かないいご主人が突然立ち上がり部屋を出て行かれました。
(なにか、気分を害する事をしてしまったかな・・・。)

戻ってきたご主人の手には小さな台紙に入った、お孫さんの写真館で撮った幼稚園の制服を着た記念写真が大切そうに抱えられていました。
「オムツもとれていないのになぁ、大丈夫なのかね。」と口では言っていても顔はニヤニヤ。
その隣に居る奥様も笑顔がこぼれています。いつまでたっても、孫は孫・・。
身体が思うように動かなかったり病気をしていても、お孫さんから見ればおじいちゃん、おばあちゃんなんですよね。

生活の中の役割なんて堅苦しく考えなくてもそこに居るだけでおじいちゃん、おばあちゃんていう肩書きだけで充分家族の中の役割が果たされている気がします。
走り回ったり、車椅子をジャングルジムのようによじ登る、元気いっぱいのお孫さんの面倒は本当に大変!!

昔、私が仕事で実家に子どもを預けた時に、私の両親に言われました。
『孫は来てよし、帰ってよし!!』

どこで生活していても、身体の状態が変化しても生活している方も含め、父であり母であり、祖父母である。
家族との役割って、ずっと変わらずに方に続いていくものです。
どこに住んでいても、生活環境が変わっても変わらない絆・・・。
来月は母の日ですね。自分が小さい頃のご両親や親せきとの思い出を思い出してみませんか?