謹賀新年

新年おめでとうございます。
皆様方に於かれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

越谷なごみの郷は、今年10月に開設20周年と云う節目の年を迎えます。
介護保険がスタートする半年前に開設し、介護保険制度と共に歩んできた施設であると言えます。
オープン以来、ご利用者の方々、地域住民の皆様をはじめとする関係皆様の深いご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

国内では、少子高齢化や人口減少社会が急速に進展する中で、日本の経済問題、外交問題、社会保障と早急に対応しなければいけない問題が山積みとなってきており、中でも社会保障については、待ったなしの課題となってきております。
そのような中、我々社会福祉法人の在り方についても、より一層に地域における公益的な取組みの担い手として求められていると感じています。
当施設は、早くから、地域への還元と共に協同的な活動を目的といた「和太鼓祭り」の開催を始めとし、施設内におけるサービス間の連携を強め、地域ニーズを探り、定期的な交通安全見守りボランティア・介護者サロン・地域活動等に注力して参りました。
更に昨年は、6月に、地域の皆様に安らぎの場所となる「オレンジカフェ・NEGO Cafe」をオープンすることができました。月に1回の開催でもあるにもかかわらず、沢山の方に参加して頂いております。
馴染みの方も増え、もっともっと沢山の方に利用して頂き、地域住民による地域住民の場所となるよう、発展させて参る所存です。
また、地域ニーズを起点に事業を展開することを進めていくには、法人としてニーズを把握できる「仕組み」を持つことは必須であり、職員の誰かの頑張りで実現するのではなく、組織として実現できるように取り組み、継続的にそして活動をより進展させていく上で何より重要だと考えます。
そして、社会福祉事業の制度を知悉し、出来る限り福祉ニーズを制度に繋げていく事も必須であると考えます。
つまり、「制度に人の暮らしを合わせるのではなく、人の暮らしに制度を合わせて創造していく」ということであり、この実現の獲得を確実に前進して参る所存でございます。

昨年の世相を表す漢字は「災」と発表されました。
昨年は、北海道・大阪・島根での地震、西日本豪雨、大型台風到来、記録的猛暑など日本各地で起きた大規模な自然「災」害により、多くの人が被「災」しました。
それにより、自助共助による防「災」意識も高まり、スーパーボランティアの活躍にも注目が集まりました。
何かと不安な1年だったように感じます。新元号を迎えるにあたり、災害による被害が減少し、穏やかな1年でありますようにと願うばかりです。
 
今年は亥年です。
十二支の一番最後ですから、翌年から始まる次の種の成長に備えて地固めの年とも云えるようです。
亥は、猪肉の栄養価が高く病気予防になることから、「無病息災」の象徴とされているようです。
また、統一地方選挙が4年ごと、参議院選挙は3年ごとなのですが、2つが重なる最小公約数の12年にあたるのが、亥年です。ちなみに、亥年の参議院選挙は、自民党が弱いというジンクスがあるそうです。このジンクスは「亥年現象」と呼ばれているそうです。果たして2019年はどうなるでしょうか?

本年も皆々様の健康と益々のご発展を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
何卒、今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう心よりお願い申し上げますと共に、相変りませぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。

施設長 橋本 かおり