こんにちは、施設ケアマネの伊藤です。
ここ1カ月で3人の方の看取りをさせて頂きました。
どうしても看取りについて考える事が多くなっています。
終末期をどうするかご本人の意向が聞けない場合にご家族も迷われる事があります。
「ご本人にとって一番よい方法にしてあげたい」というのがご家族の共通の願いであるからです。
老衰による食欲低下や飲み込む力の低下が見られ、終末期だと医師に診断された時に、病院での点滴、胃ろう、看取りのどれを選ぶか、、、。
私が担当させて頂いた方で終末期が看取りに繋がらなかった方もいらっしゃいます。
一人は癌が全身転移していて吐き気などが強く医師から緩和病棟を勧められた方、もう一人は以前にご本人がどんな状態でも出来るだけ長く生きたいとご家族に伝えていた方です。
施設での看取りでは痰が絡んだ時に看護師のいる日中しか吸引が出来ず、夜間はガーゼで痰をぬぐう事しか出来ません。
また、看取りになると肺炎などでやはり病院にかかりたいと思っても、看取りだからと病院が受け入れてくれなくなることがほとんどです。
今まで10人以上の方の担当をさせて頂きました。
痰がらみしやすい方は痰が絡んで最期も苦しい思いをするのでは、、、足の先が血流が悪く黒くなってしまった方が痛みで苦しむのではと心配する事もありました。
でも、不思議と水分をとらなくなると痰も絡みずらくなり、終末期になるとほとんど目が覚める事が無くなるためか、足の痛みを訴えることはほとんどありませんでした。
そして、ほとんどの皆さんが気持ちよく眠られているような様子でした。
看取りについては今後も施設で取り組んでいく課題です。
4/21(日)家族会でも終末期について考える機会を設けていますので、入居者様のご家族様のご参加お待ちしています。