越谷なごみの郷デイサービスでは、日常生活動作の機能訓練が行えるように取り組んでいます。
活動の1つに、昼食の味噌汁作りがあります。
この当日は、豚汁でした。
豚汁は具材がたくさんあり、鍋にどういう順番で具材を入れていくか相談すると「人参や大根は早めに入れて火を通しておかないと」と、教えて下さり、手際良く鍋に具材を入れていらっしゃいました。
また、お肉を切る場面では、
「小さく切って皆にお肉が行き届くようにしないとね。」
「こっちに肉が入っていなかったなんて言われたらいやだわ」等
お話をしながら作られていらっしゃいました。
味噌汁作りでは、具材を切る・具材に火が通ったかを確認する・味をつける・味見をする等 でき上がりまでにいくつか工程があります。
様々な状況で動作は行えるけれど、次に何を行ったらよいかわからずに1つ1つの工程が1人では行えない方には職員がサポート役となり出来上がりまで行います。
味噌汁のでき上がりが近づくと、とても美味しそうな香りが部屋の中に広がり、食欲増進に繋がる効果もあります。
また、「昼食時に今日のおみそ汁の味はいいわね」等 嬉しい感想があると作られた方も、とても喜び、また次も作るわね。と活き活きとされた姿がみられます。
その方のできることを役割として行って頂き、必要な部分だけをサポートする。
介護をさせていただく中で、とても重要なことです。
そして、その方が行っている役割を継続して行って頂けるようにサポートする。
1人1人の方が、役割を持って過ごせる様 引き続き努めていきたいと感じる今日この頃です。
デイサービス 佐藤 麻理子