枯葉の侯 越谷なごみの郷の前に広がる川柳公園でたたずんでいると季節の移り変わりを感じます。
木々から落ちた枯葉は「老い」を連想し、哀愁を感じる頃合いです。
今や100歳時代に突入し、今月の越谷の人口統計では100才以上の人口が89人。
人の健康寿命が伸びた分、介護に要する「介護期間」も平均10年であると統計があり、介護が他人事でない時代が到来しています。
介護はきれいごとではない。
日に日に成長していく子どもとはまったくの逆。
子育ては育てる喜びあるけれど、介護はいつまで続くかわからない不安あり、突然に日常生活にのしかかってくる。
後悔しないためにも「自分で抱え込まない」ことが大事だと、日々の相談援助を通して思うことです。
12月、居宅介護支援事業所に、青木弘美さんが新人ケアマネジャーとして入職しました。
青木さんは、長年、父親の介護を全うされ、最期は自宅で看取られた経験を持っています。
「自分の人生を全うした父親の姿に、何もしないで過ごしてしまうのではなく、新しい事に挑戦して行きたいと思った」ことが、この仕事を始めるきっかけになったそうです。
もともとホームヘルパーとして「人と接することが好き」、「ひと言でも利用者さんの心に届く言葉を伝えたい」と気持ちでいっぱいな頼もしい介護のベテランさんです。
新しい仲間を迎え、頼りになる介護事業所となれるように精進してまいります。
居宅介護支援事業所 主任介護支援専門員 藤井 一成