介護現場では、まだまだ入居者の暮らしに手の行き届いてない点が沢山あることが現状としてあります、その中で入居者の移動道具としての車椅子の「汚れ」が目についた。
現場で掃除を行なうが、なかなか時間がかかり、また、掃除に時間もかけられない事もあり、全てを行なうのに相当期間を要する。しかしその間、入居者さんは不快な思いを強いられてしまう…
そんな声に反応し、感染・衛生委員会を筆頭に車椅子清掃隊を結成!有志を募り7/25に第1回目の活動日を迎えました。
この日の気温は35℃、皆汗だくになりながらも、隅々まで洗い1台1台きれいになっていく車椅子を眺め、改めてこんなに汚れがついていたのかとの驚きもあった。また、汚れた車椅子を利用させてしまっていた事を申し訳なく思います。
介護職に今回のような時間を要して清掃をお願いしようとは思いません。何故なら、その時間を高齢者と過ごす時間に使ってもらいたいと思うからです。ただ、1つ1つの汚れが積み重なる前に、その都度その汚れに気付いた対応が図れることは、暮らしを支える上では何より大切なことだと思います。
介護現場に任せきりにせず、とはいえ介護現場も周りに甘えるのではなく、入居者の豊かな暮らしに近づける為にどう「助け合う」かが大切であるのかと再認識しました。
越谷なごみの郷には、職種に関係なく「助け合う」姿があり、施設全体で入居者の暮らしを支える風土をいつまでも大切に持ち続けていきます。
閏間 順哉