こんにちは。
フロア責任者の岡です。
越谷なごみの郷では、年度の途中で入職された方を対象に、社会福祉法人の成り立ちから会社の概要、認知症の理解とその他守らなければならない事柄について、2日間かけて研修を実施しています。
福祉関係の仕事を担って再就職される方、初めて福祉の仕事に就く方様々ですが、同じ内容の研修を行います。
1日目は座学で頭の中に叩き込む時間ですが、この研修の目玉は2日目に行う「ストーカー研修」です。
まず、近隣地域へ出掛け地図を作製し、その後、講師の職員が認知症を患っている高齢者役となり、外へ飛び出します。
その方を安全に、拘束する事なく家へ(施設へ)帰れるようにする手法を学びます。
これまで実施してきた「ストーカー研修」では、どうしていいか分からず泣き出してしまう方や、何もできず時間が過ぎてしまう方もいらっしゃいました。
講師となる職員も、近隣のお店などに協力をいただき食べ物を持ってきてしまったり(万引きではなく事前にお支払いをしています)バスに飛び乗ってしまったりと、個々に考えています。
この研修を実施し始めた頃は、近隣から迷惑がられることもありましたが、少しずつご理解をいただけてきたように感じています。
新たに越谷なごみの郷の仲間となった方が座って認知症について学ぶだけでなく、この地域を知り、施設の中だけでは入居者や利用者の生活を成り立たないということの理解を併せて体感して欲しいです。