運営方針
越谷なごみの郷 運営方針
ご入居(利用)者の意思を尊重して支援にあたる
ご入居者の意思を引き出したり、確認しながら、可能な限り意思を尊重した生活となるよう支援していきます。ただ、意思の尊重だけでは放置状態となることもあり、ご本人の意思に反してでも必要に応じた必要な支援(働きかけなど)をしていきます。
ご入居(利用)者が生活の主体者となれるように支援していく
起床から就寝までの生活の流れは、ご入居者ひとりひとりの生活リズムを基本とします。画一的な日課はつくらず、一律に他者に合わせることも求めません。
生活の流れは「朝起きて、日中活動し、夜は寝る」という基本的なリズムを整えることを大切にし、その上で日常生活が豊かに送れるように支援します。
ご入居(利用)者間の関係性を構築できるように支援していく
共同生活における協働や交流を通じて、ユニットにおけるご入居(利用)者同士が互いに関係をもって助け合いながら生きていけるように支援します。
あわせて施設全体のご入居者の交流場面をつくることによって、より広いご入居者間の社会的関係が築けるようにします。
自宅生活への復帰を念頭において支援していく
自宅生活への復帰を念頭におきながら、自宅生活と入居後の生活に連続性がもてるように、あるいは環境変化による心身への悪影響を抑えるため、施設の設えから生活の場面に至るまで、一般的な家庭生活の延長線となるように支援します。
あわせてショートステイ事業では、可能な限り自宅生活が継続できるように、ご本人はもとよりご家族への支援も行います。
ご入居(入所)者やご家族が望むなら可能な限り最期まで支援していく
ご入居者が、病気の急性期、あるいは病状の重度化や人生の終末期(ターミナル)の状態になっても、適切な医療が受けられ、なじみの関係での生活を継続し、そしてご本人が望む場所で最期まで暮らしていくことができるように、可能な限り医療関係者・ご家族等と協力して対応していきます。
身体拘束をしないことはもとより可能な限り行動を制限しないように支援していく
ご入居者は加齢や疾病等により、危険度が高いことに留意して安全確保は重視しますが、危険回避を優先するあまりに人権侵害ともいえる「行動の抑制や制限」につながらないように支援します。
また、特別な場合を除いて、四肢を縛る・ミトンの手袋をつける・柵や壁でベッドを囲う・自力で立てない椅子に座らせる・車椅子にくくりつけるなどの身体抑制、行動制限、過度な薬物の使用などによる拘束は行ないません。
基本的な介護サービス(食時、入浴、排泄)を軸にして、より豊かな生活を目指し支援していく
例え身体に障がいがあろうとも、例え認知症の状態になろうとも、どんな状態にあっても人として生きる権利を失った訳ではありません。特別養護老人ホームに入居した“から”、ショートステイを利用している“から”、その人の持つ権利を失い、大きく暮らしが変わってしまうことが無いように運営にあたります。
ご家族とともに支援していく
ご家族等と共に支援することを明確にし、運営やご入居者に関する情報開示など、話し合いの場を定期的に設けてすすめていきます。
ただし、ご家族等にはそれぞれ異なった事情があり、画一的で一方的な協力の押しつけとならないように配慮いたします。
関係機関・関係者と連携して支援していく
ご入居者の生活を私たちだけで支えることはできず、医療機関、行政機関、町内会など関係する機関・個人とともに運営にあたります。